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モラハラとは何か?その正体と事例・対処例を解説

注意喚起
注意喚起
悪質なDV加害者プログラムの一部が名前『だけ』を変えて、名ばかりの「修復支援」や「ソーシャルプラットフォーム」の立ち上げを行っていると聞きました。
女性にも二次被害が出ておりますので どうかお気をつけ下さい

勿論「DV加害者プログラム」そのものについても十分にお気をつけください。
実態についてこちらにまとめてあります。

モラハラとは何か?その正体と事例・対処例を解説モラハラ」とは「モラルハラスメント」の略称で
「言葉のDV」とも呼ばれるように「言葉」や「態度」による暴力と定義づけられています。

また最近は、当事者だけでなくテレビや新聞・雑誌のニュース等でも「モラハラ」という単語を見る機会が非常に多くなってきました。

モラハラの加害者は、強い言葉や相手をへこませる言葉
また、イライラした態度等をターゲットに向ける事で、相手を怯えさせてしまう…という事がよく見られます。

…というのは、教科書通りの解説です。

今回は「モラハラ」について
その定義特徴については既に色んなテレビやネットにかかれていますが…

ここでは、「モラハラとはそもそも何なのか」という根本的な疑問に対して
明確に「こういうものだよ」というところについて書いてみようと思います。

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あやふやなまま、言葉だけが一人歩きしている「モラハラ」

最近話題になった「高橋ジョージのモラハラ」あたりから
テレビやニュースで「モラハラ」という言葉が多く見られるようになりました。

高橋ジョージ・三船美佳の間にあったというモラハラ?抱えていた問題とは?
ここ数日?芸能ニュースで「モラハラ」という単語を見かけるようになりました。 どうも、高橋ジョージと三船美佳の離婚の原因に「モラハラ」があった...

元々「DV」なんて言葉も流行りを見せていたのですが
最近は「でっち上げDV」という問題もあり
「DV」という言葉は鳴りを潜めて来た感があった矢先に

「次の流行」とばかりに入れ替わりに入ってきた感があります。

テレビ等ではモラハラの事を
いわゆる「精神的な暴力」と位置づけているようです。
夫婦間だけでなく、職場の上司から…なんてのもモラハラにあたるとされており…

これには身体的な優位性は必要がないので、男女共に加害者となっている現状があります。
(身体的な暴力も、女性が加害者になる可能性も事例も十分ありますが)

そんなわけで「モラハラ妻」なんて言葉もメディアを中心に
広がりを見せていますね。

ところが、そのモラハラの定義自体は
捉えようによっては解釈が人により大きく変わってくるような
あやふやなものしか報道・解説されていないという現実があり…

「モラハラ」という言葉がひとり歩きしているのが現状です。

モラハラ(DV)とはそもそもどういう事を指すのか

これは私自身も本当につい最近、なるほどと納得した事ですが…
「相手の望まない事・望まない価値観を『押し付ける』こと」
というのがいわゆる「DV・モラハラ」というものの定義ということになります。

私は月に1回、DVやモラハラの加害者と被害者…合わせて「当事者」というのですが
当事者の集まるワークに参加して、いろんなワーク、話をすることで
モラハラとは何か、自分の問題とは何か…等々学びに行っています。

DV・モラハラの加害者・被害者・男性女性が一同に集まる2月のワーク
先週は、毎度の月一東京ワークに参加してきました。 今回も朝から晩まで、本当に得られるものの多い一日でした。 また、バレンタインデーと...

そこで得た知見から…以下はそのワークの中で出た話題からの抜粋ですが
なるほど!と思ったエピソードがありましたので、紹介してみようと思います。

モラハラとは何かを表すエピソード

以下に、モラハラとは何だろう?という事がよく分かる例として
1つのエピソードを紹介します。

『旦那さんはお味噌汁を飲みたいから奥さんに作って欲しい、と伝えます。
しかし、奥さんは何度言われても作りません。
旦那さんは、愛する奥さんにお味噌汁を全然作って貰えず、傷ついています。』

というエピソード。これははたしてモラハラなのか?
どちらがどちらに?

また逆に…

『奥さんは、朝は味噌汁を飲むべき!体にもいいんだよ!という信条。
旦那さんは朝起きるのと、味噌汁が苦手。そんな旦那さんを起こして
朝の味噌汁を強く勧める。そんな奥さんは、周りから見ると旦那をいたわる良妻…。
そんな毎日が続いてしんどかった旦那さんは…
ついに限界を迎えテーブルをひっくり返す…』

というエピソードも。
これってモラハラ?DV?
どっちがどっちに…?押し付けているのは誰?

という、非常に考えさせられる例としての紹介をさせていただきました。
これは、テレビ等のメディアが伝える場合はどう伝えられるのかが気になりました。

価値観と、関係性が作り出すこういうやりとり
一概に、どちらが加害者・被害者なのか
そもそも、加害者・被害者と明確に分けて考える必要があるのか等々…

単純に考えることは難しいというのが判ります。
一方から一方への価値観の押し付け…だけではなく
価値観の押し付け合い…となると事はそう単純では無いんですよね。

自分はもしかしてモラハラ?モラハラって治るの?

世間で言われている、モラハラの特徴というのは
一見詳しいエピソードや事例を引き合いにして「モラハラ」という物を定義していますが…
先述の通り、実際はもっと単純なんですよね。

よかれと思っての価値観の押し付けや
押し付けの為に暴力や暴言を伴う物がDVやモラハラと定義されてしまうわけです。

さて、もし価値観の押し付けがある場合…
自分はモラハラ加害者・被害者なのでは!?と感じる方も少なくないかと思います。
そんな時は勿論、改善を目指したくなるでしょう。

そこで世間のモラハラ認識ですが…
一方的に「モラハラは治らない」という通説がまかり通っているようで…
確かに、今の行政支援や女性団体系DV加害者プログラムでは難しいでしょうけど…

そもそも「モラハラは治らない」というのは既に古い通説だと認識しております。

「DV・モラハラは治らない」という通説はもう古いのではないでしょうか?
お久しぶりのブログ更新です。 本当に、ここ一ヶ月は仕事やその他諸々忙しく… 全然ブログを書く時間がありませんでした。 10月に参加...

今はまだまだ数は少ないですが、先進的な支援が広がり始め
DVやモラハラの当事者が回復していく事例も多く見ています。

一番効果があるな…と思ったのは
モラハラやDVの加害者も被害者も一同に集まってワークをする…
という試みでしょうか。

DV加害者と被害者が同じ場所で笑い合う・10月のワーク
さてさて、今回は10月の脱暴力・男性ワークについてです。 随分前なのですが、やっと書けました(苦笑) 10月も最終日ということで、間に合...

なんと、モラハラやDVの「加害者」とされる人と「被害者」とされる人が
「当事者」として一同に集まり、ワークやカウンセリングをするという
なかなか他では見ない試みが行われています。

加害者と被害者が同席なんかして、危なくないの!?
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、危なくはないんですよね~。

こちらのワークの主催者であるカウンセラーさんもおっしゃってますが
「加害者も被害者も、癒される必要がある」という事なんです。

始めて参加される方は、最初は緊張の表情を見せていますが
終わる頃にはスッキリされた表情で、帰って行かれます。

世間では加害者とされる人も、被害者とされる人も
お互いに良い気付きを得られるという不思議な空間で
自己の再生、家族の再生へと進んでおられます。

こちらは私も月に一回通っていますが
今では月に一回の楽しみとなっています。

また、このワークを主催している「味さん」が最近書籍を出版されました。
DVは なおる ― DVを終わらせるための提案と挑戦 ―
「DVは なおる」という本ですが
このグループワークについても詳しく書かれており
最先端のDV・モラハラに対する支援・援助

DVを終わらせていく手法が書かれていますので、おすすめです。

モラハラを改善するどころか、悪化させてしまう危険な支援もあります

先述のようなワークは、加害者も被害者も、1当事者として
お互いの問題に気付いていき、お互いに元気に・幸せになって行くことも可能なのですが

「プログラム」という名前を使って、加害者をなお危険な人間に育て
被害者も自分の問題に気付かないまま、負のスパイラルに取り残してしまう
そんな危険な支援も残念ながら、存在します。

世間では更生プログラムなんてものもありますが
そのプログラムの講師自体が、加害者・被害者両方に対して価値観を押し付ける行為
つまりは「モラハラ」が行われ、二次被害となっているケースも多いです。

モラハラに関わる当事者というのは、多かれ少なかれ
加害者被害者両方とも、生育において獲得してきた価値観が歪んでいる場合が多く…
多くは両親や上司等からのモラハラがそのまま連鎖しているということもあります。

そんな連鎖を断ち切るには…
教育プログラムで、モラハラ行為を無理やり抑制させるのではなく
加害者自身がしんどさから開放され、楽になるという事が必要という事です。

「モラハラをしてはいけない」なんて思っているとそれがしんどさとなり
またやっちゃう事は明白ですので(苦笑)
「モラハラなんてする必要がない」という意識を持つことが有効なんですよね。

それが出来るカウンセラーというのは、まだまだ少ないんですよね…
世間の認識も、加害者は抑圧して更生すべし!というものが多く
これは逆に、抑圧することで加害者をさらに狡猾にかつ危険な者にしてしまうのです。

そんな支援に繋がらないように、それはどんなものか
危険な支援を見抜く注意点を以下にまとめましたので
ご一読いただけると幸いです。

DV・モラハラを巡る「危険なプログラム」の衰退と生き残り策・危険を見抜くポイント
マスコミ等を通じて、最近「DV」「モラハラ」という言葉が広まっておりますが それに対しての当事者支援についてはまだまだ知られていないという...

モラハラのチェックリストなんていうものがあるけれど

最近巷では、モラハラのチェックリストや
こんな言動の男(女)には要注意。モラハラかも!
というような煽りもあるようですが…

価値観と関係性が作り出す、モラハラという問題やその特徴は
チェックリストなんかでは計ることは出来ない…と言うのがよく分かるかと思います。

モラハラには、個々人のそれまで培ってきた、生育の過程で積み重ねてきた
価値観や、他人との関係性の作り方というモノが大きく影響してくると思うのです。

そこを踏まえて、相手の問題にせず
自分自身が抱える問題について当事者だけでなく
当事者をとりまく人たちも皆が皆、考えていけたらな…と強く感じます。

コメント

  1. なでぃ より:

    私も「味さん」の活動には期待している一人なのですが、
    ここでご紹介いただいたお味噌汁の話は、全然モラハラなんかではないような気がします。
    私が受けたモラハラというのはこんな感じです。
    「夫が『朝ごはんに味噌汁が飲みたい』と言ったので、私はそうだったのかと思い、次の朝味噌汁を作りました。ところが夫は味噌汁を見るなりため息をついて、食事もしないし口もききません。私は何か間違ったのかと思い理由を尋ねましたが無視されました。怖いのですが勇気を出してもう一度尋ねると、、『うっせえなコノ!』と言ってそのあとも無視をし続けました。次の日の昼くらいに突然何もなかったように機嫌よくなって話しかけてきました。私は、また夫の機嫌が悪くなるのが嫌なので、無視の理由はついに聞けませんでした」