最近、証拠不十分という事で釈放されたという事でしたが
その際に警察で受けた事を書いたという手記が
「週刊プレイボーイ」で何度かに分けて連載されると聞きました。
ちなみに上のリンクでは、当然全文は載っておらず、全文は本誌を買わないと読めません。
冲方丁の件は、逮捕当時から気になっていましたので
今回、十何年ぶりかに(苦笑)週刊プレイボーイを買ってみました。
読んだ限り、DVの事実はない
早速、仕事帰りのコンビニで週刊プレイボーイを購入しました。
お目当ての冲方氏の連載だけでは当然なく
元々、エロ要素も少なくはない雑誌ですので、レジに持っていく時は少々恥ずかしかったです(苦笑)
氏の連載は白黒の58ページ目からで、5段組の構成で文字がビッシリと書かれています。
最初の2ページは、上記のWebリンク先と同じ文章が綴られ、その後の4ページが「本編」でした。
まず、ざっと全体を読んでみた結果…
Web上の導入記事では語られていなかった部分で
「DVをしたという事実は無いんだな」と読み取れました。
どういうわけか
「私はDVなんてしてません!殴ってません!」とは誰にでも分かるように明確には書かれていなかったのですが
事実関係は全体に散りばめられており、それを総合して読み取ると
「この人は記事で嘘を付いていない限りは殴ってないなあ、どうみても」
と言うことが判ってきます。
何か、明確に書けない事情やしがらみ?等があるのでしょうか?
雑誌連載するにあたっての取り決め等でもあったのかな?と感じました。
DVという問題よりは、警察での体験にフォーカスされた記事
まだ連載第一回目ということもあり
この連載はこういうものだ、とは言い切れないのは承知ですが
「警察で受けた理不尽な事」という事柄に強くフォーカスしているように感じます。
逮捕当日の刑事の態度や
匠に自白に持って行こうとコントロールする刑事のやり口等がよく伝わってきます。
DVそのものの問題を書く…というよりは
DVに関する法律の問題を、警察での体験を元に問題提起していくのかな?
とも感じられました。
どちらにしても、当事者には必読の記事連載になるかと思います。
クリエイティブで反撃をする姿勢に共感します
記事を読んでいて思ったのですが、流石に現役第一線で活躍する作家さん。
文章が当然ながら読みやすく、伝わりやすいものに仕上がっています。
おそらく氏は、本当に警察やDV法を取り巻く仕組みに怒りを感じているのだと思います。
怒りは、クリエイティブのエネルギーになるんですよね。
多くの人に読まれている連載にこぎつける為の行動力や、その文章のキレに現れているのだと感じました。
私なんかも、普段文章はそれほど書かないのに
DV加害者プログラム講師のやり口に本当に怒りを感じ、ブログをここまでやれている事を考えると、冲方丁氏に強い共感を(勝手にですが)感じてしまいます。
この連載が、どの様に続いていくかはまだまだ未知数ですが
続く限り、買い続けようと思います。