近況としては再婚後、夫婦穏やかに暮らしております。
DVやモラハラ、お互いの価値観の押し付けもなく幸せに暮らせているのは、やはりDV加害者プログラムでは無い所で受けることの出来た支援の賜物だと思っています。
DV加害者プログラムですとか、安易なカウンセリングとも言えないアドバイザーなんて所の話に信頼を置いていたら、今頃どうなっていたかわかりません(苦笑)
色々な意味で、自分の再構築が出来ている気がします。
折角ですので、これまで私が経験して来た中から本当に身になった、自分の再構築が出来たという支援の内容について
どんな支援が我々当事者に必要なのか…一応支援を学び始めている私の視点も含め、改めてまとめてみようと思います。
機能不全家族の支援に必要なものとは
まずは傾聴
これは機能不全家族や夫婦問題等に限った事ではないのですが、カウンセリング等の支援に必須なものと言えるでしょう。
おおまかな体感としては「カウンセラーよりもクライアントの方がトータルの口数が多くなる」のが楽だったなと感じます。
ただ自分の話を聞いてくれる、話し足りないなとかまだ話したいなと思う時は、例え両者無言になっても、次の自分の言葉をじっと待ってくれるようなカウンセラーさんが凄く楽でした。
最初の頃は、無言の時間が不安になり「何か喋らなくちゃ」なんて思ったものなんですが(苦笑)
慣れてくると、自分の言葉をずっと待っていてくれる…
そんな姿勢が見えてきて安心するんですよね。
何か喋らなくちゃという気分が無くなっていったのは、カウンセラーさんもこちらに「どんどん話せ」という圧が無かったからだと思います。
勿論、カウンセラーさんは時間あたりいくらという料金なので、無言の時間が何分も続くと損した気分にもなる…なんて事もあったのですが
私がお世話になっているカウンセラーさんは、1時間3000円くらいで、そこそこ時間オーバーしても1時間の料金で話を聞いてくれるのが助かりました。
安いってのも重要ですね(苦笑)
カウンセラーと当事者の…なんと言いますか…
安心と、ふわっとした信頼関係が大事な気がします。
他には、どんな話や愚痴なんてのも聞いてくださったり、それを嫌がったりされないという事でしょうか。
社会では、限られた時間を効率良く使って問題解決を!なんて価値観が普通なんですが
良いカウンセリングの場では、そんな価値観から一時的に切り離されて、じっくりと話をしたり聞いたり、自分と向き合う事が出来る場が出来たような気がしますし、そういう事こそ大事なんだなと思えます。
支援者の価値観の押し付けが無いもの
いろんなケースがあるので一概には言えないのですが。
「こうすれば良い」ならまだしも「こうしなきゃ駄目」と迫ってくるのは論外です。
「支援者の言うことを聞け!」というのは知識や権威・立場を利用したパワーコントロールに他ならないんですよね。
それでは当事者は楽になれないし、どんどん葛藤が高まっていきます。
まず必要なのは、当事者自身が自分に関する決断を、自分自身で出来ることだと思っています。
「こうしろ!こうしないと再構築なんて出来ないぞ!大変なことなんだぞ!」
なんて言われても当事者は身構えてしまいますし、一歩間違うと「ああ、これが出来ない自分は駄目なんだな…」なんて思っちゃいます。
当事者の自己肯定感を下げてしまうのは、カウンセリングとも支援とも言えないと思います。
そもそも「価値観の押し付け」というのはまさに「DV・モラハラ」そのものなんですよね。
そんなことを言ってしまう支援者は、まず自分を救う事が先なのだと思います。
当事者に対する共感
クライアントの持つ感情に寄り添って、共感してくれるというのが凄く楽になれました。
例え反社会的な(笑)感情を持っていたとしても、その感情を持つことを肯定してくれるというのが凄く驚きでしたし、楽にもなれました。
勿論、反社会的な行為自体はしないほうが良いかもねとは言って下さるのですが、そういうことをしたいという気持ち自体には共感を持ってくれるんですよね。
そういったことが本当に驚きですし、またそれだけで楽になれる自分も確実にいました。
これが、行為はともかく感情も否定されていたら、後々ロクな事にならなかったのではないかと感じます。
権威や肩書き、実績のアピールは何のあてにもならない
これまで書いたような支援がもっと多ければ、楽に幸せになれる人も増えるのでしょうけれども…
なかなか多くは無いのが現状です。
傾聴や共感については実際に話を聞いてみないとわからない部分が多いのですが
比較的簡単にそれを見分けるポイントとしては…
・Webサイトを見る
・カウンセラーのブログを読む
・SNSを見る
という所でしょうか。
その中で、権威や肩書、実績を過度にアピールしている所や
カウンセラー・支援者自身の価値観の押し付けや指示が強い所
善悪でものを語る。等は要注意かなと思えます。
そういうカウンセラーや支援者って、当事者の前に自分が救われてなかったりするんですよね。
生きづらさを何処かで抱えつつもそれを認められていないので、同じ沼に当事者を引き込んでしまったりして、さらに辛い状況になってしまう事も多々あります。
私の場合、随分前…このブログの問題が起きた当初に、上記で書いた様なとんでもない所に繋がってしまって、しんどい目に遭いましたから…(苦笑)
そことはやり取りをなくして、今お世話になっているカウンセラーさんに繋がれたからこそ、楽になれています。
そういうのが無く、日々楽しそうな人だったり
攻撃的な言葉が無かったり、善悪両面認めちゃってる人や
自分の弱みまでさらけ出してる人がカウンセラーだと、凄く楽になるかなと自分の体験からは思いますし
そういう支援者がもっと増えて欲しいなと思えます。
コメント
はじめまして
妻から急に離婚を言い出されました。
妻は、私をモラハラと思っているようです。暴力も暴言もなかったと思うので、自分ではよく分かりません。圧力をかけていた…ということなのかもしれないのですが…。
インターネットをさまよっていて、こちらのページを見つけました。ご参加になって参考になったワークに私も参加してみたいと思うのですが、教えていただくことはできませんでしょうか。
その他、特に参考になった本なども教えていただければ有り難いです。
ブログを少しずつ読ませていただこうと思いますが、少しでも早く知りたいと思い、コメントをつけてしまいました。急に不躾なお願いで申し訳ありません。
はじめまして。コメント有難うございます。
モラハラと思われてしまったのですね…。
どのようなしんどさがあるのか…兎に角匿名希望様のお気持ちが少しでも楽になればと思います。
ワークにつきまして、メールさせて頂きましたのでご確認くださいませ。
さっそく教えていただきありがとうございました。教えていただいた先に連絡をし、ワークに参加しようと思います。
こちらのブログ、主に更新なさっていたのは2・3年前で、最近はほとんど更新なさってなかったのですね。偶然見つけられたこと、すぐにお返事をいただけたこと、本当に助かりました。私が「DV更生プログラム」に参加していたら、自己嫌悪でつぶれていたと思います。
学ぶ人様は、夫婦問題カウンセラーにもいろいろあたり、さらにそこから心理カウンセラーの方へとつながったのですよね。そういったことも考えてみたいと思います。
こちらのページ、もうあまり更新はなさらないのかもしれませんが、是非、このまま置いておいていただければ、私のように助かる者もいるように思いました。
本当にありがとうございました。
ご返信有難うございます。
ワーク参加されるのですね。どうぞご緊張なさらず、楽しんできてくださいませ。
はい。最近はあまり更新しておりませんが、内容自体は今でも通用するものが多いので
困っている当事者のためにもずっと残して置こうと思います。
ブログを通して繋がって来られる方は相変わらず多いので、有用さを感じています。
どうもありがとうございます。
はじめまして。
これまでの数十年、夫婦喧嘩が絶えず。
私が悪い、私が直せばいい、私が変わればいい、そう思っていましたが、
娘に、うちはDVモラハラだよ。
と、言われハッとして、やっと気が付いた妻です。
主人も自分がDV加害者だと認めており、DV更生プログラムに通い始めた
ところです。
が、イライラは余計に増していくようです。
こちらに辿り着きましたら、何が良くて何が悪くて・・・なのか
分からなくなってきました。
もっと早くに辿り着きたかったです・・・
通い始めたDV更生プログラムで、主人はかなりきついようです。
その理由は、学ぶ人さんがこちらで伝えていることなんですね。
学ぶ人さんが通われたワーク、教えていただきたいです。
学ぶ人さんのように主人にもなってもらいたいので、よろしくお願いいたします。